ビッグフットの正体!
東京世田谷区のあるサウナに入ってきた巨人。
日焼けしたがっしりした体格で、やはり同じような体格をした部下のような男性に話しかけました。
「あ~……若い衆がよ、この前、オレがちょっと席を外したすきに、フグ鍋全部食っちまってよぉ、オレのぶんがなくなっちまったよ、まったく……今年の忘年会は20人前くらい頼まなきゃダメだな」
ちょっとだけ笑って、低く「オス」と答える部下。
巨人は巨大組織に属している人物なのか。そう思って、こわごわとその横顔を盗み見しました。
あっ、どこかで見たような気がする!すぐに思い出せない。
すると、巨人が顔の汗を右手でぬぐい、ふりはらいました。
その瞬間。そのジェスチャーで私はピンときたのです。そう、あのチョップ!なつかしの赤パンツ!坂口征二氏だったのです。
まもなく、人間のものとは思えない量の汗が、巨大な肉体から川のように滴りはじめました。
声は地鳴りのような低い声。
でも、フグ鍋を食えなかったことがよほど悔しかったらしく、いつまでもその話題にこだわり、話し続ける坂口征二氏でした。
ちなみに、坂口氏はかつて、東京都狛江市で「坂口道場」を開いていました。息子の憲二氏は、ジュニアクラスの師範をサポートしていました。
一度、そとから見たら、この日だけ道まで女性ギャラリーがいっぱいでしたよ。